メニュー

がん看護専門看護師


がん看護専門看護師島田さん

Q1 当院に入職した理由をおしえてください。
 私はこれまで大学病院の急性期病棟で働いてきましたが、大学院に進学したことをきっかけに、これまでの自分の看護を振り返り、患者さんやご家族に対してしっかりと向き合い、丁寧な看護をより一層行っていきたいと考えるようになりました。当院の看護部の理念には「患者中心の質の高い看護の提供」という言葉があります。この理念は私が目指す看護と一致しており、当院であれば患者さんやご家族に寄り添い、その人らしさを大切にした看護が提供できるのではないかと考えました。
 当院は地域医療支援病院であり、介護老人保健施設ケアなかめぐろ、訪問看護ステーションが併設されていることから、患者さんやご家族に対して、入院中だけでなく退院後の生活まで継続してかかわることができます。また、2018年に緩和ケア病棟が開設されており、病院という環境の中でも患者さんやご家族が穏やかな時間を過ごせるように環境が整えられています。看護師としてこれらの施設や病棟で働く機会が得られることはとても魅力的であり、当院に入職したいと考えました。

Q2 どんなときにやりがいを感じますか?
 看護師は患者さんやご家族との距離が近く、接する時間も長いですが、看護師のみでできることには限界があります。そのため、多職種との連携・調整が必要となってきます。同じ目標に向かって、多職種が協働し患者さんやご家族の抱える苦痛を軽減したり、希望をかなえることができた時にやりがいを感じます。

Q3 どんなことに取り組んでいますか?
 私は現在、南8階病棟に在籍しています。混合病棟であり、急性期疾患から慢性期疾患まで幅広く、手術や化学療法など様々な治療が行われています。私はがん看護専門看護師の資格を取得したこともあり、がん患者さんやご家族のケアに力を入れて取り組んでいます。病棟に在籍していますが、横断的な活動も行っており、毎週金曜日には各病棟のラウンドを行い、病棟スタッフからの相談を受け患者さんやご家族へのケア方法について一緒に考えています。また、緩和ケア外来を受診される患者さんやご家族の不安が少しでも軽減できるよう、質問や相談しやすい雰囲気づくりを心がけています。その他、院内での取り組みとして化学療法委員会に在籍し、薬物療法についてのマニュアル作成や勉強会を行っています。患者さんが安心・安全に治療を受けられるように、看護師の知識の向上を目指して取り組んでいます。

看護学生に向けて一言!
 学校での勉強や実習は大変だと思いますが、日々の積み重ねが自分自身の力につながります。焦らず、一歩ずつ、自分の歩幅で理想とする看護師に近づけるように頑張ってください。


メニュー

閉じる