一般病棟は、病気やケガをされた方が入院治療する急性期疾患の治療、回復を目的とした病棟です。
検査、手術が必要な患者さんや、集中的な治療が必要な時期(急性期)の患者さんを主に受け入れております。
病気の治療と並行して、可能な限り早期からリハビリテーションや退院支援・調整を行い、全ての患者さんの早期の病状の回復、早期社会復帰を目指しています。
早期に退院が困難な方には、院内の地域包括ケア病棟への転棟をサポート致します。

画像をクリックすると拡大表示されます

受付窓口 受付窓口 受付窓口
入院TOPイメージ

指定された日時に、入院手続きに必要なものを持参し、「入退院支援センター」へお越しください。
入院当日は、特に指示がない場合、午前9時~10時までにお越しください。

マイナンバーカード(又は健康保険証) 診察券(IDカード) 朱肉印(シャチハタ不可)
入院保証書 退院証明書(過去3か月以内に当院を含め入院をされた方のみ)
各医療受給者証(高齢受給者証・特定疾患受給者証・高額療養費限度額認定書など)
※入院中に保険証や医療券が変更になったり、有効期限が切れた場合には速やかに南館1階入退院受付にご提示ください。

※入院に直接必要でない多額の現金、貴重品等はお持ちにならないでください。現金及び私物の盗難、紛失に対しては責任を負いかねますので、ご注意ください。
※スリッパを履いて歩くときは、「つまづき」や「滑り」による転倒に気をつけてください。
※ご持参になられたものは、退院時には必ずお持ち帰りください。

横にスクロールできます

入院時にお持ちいただくもの

入院セットとは、入院時に必要な寝巻きやタオルをレンタルするシステムです。
当院では院内衛生管理の徹底のため、入院セットのご利用をお願いしております。

横にスクロールできます

セット種類 セット内容 内容
Aセット 寝巻き 523円(税込) ×入院日数
(開始日~退院日)
タオル類
ハーフパンツ
Bセット 寝巻き 743円(税込) ×入院日数
(開始日~退院日)
タオル類
ハーフパンツ
日用品
オムツセット 各種紙オムツ
(テープタイプ・パンツタイプ・パッド各種等)
726円(税込) ×入院日数
(開始日~退院日)

各セットの画像・詳細はこちら
寝巻きはパジャマ、甚平、ゆかたをご選択頂きます。
寝巻き、タオルはに毎日交換致します。臨時の汚れにつきましてはその都度ご対応致します。

【南館・中央館】

  • 4人の大部屋と、有差額個室となります。
  • 医療費自体は健康保険ならびに高額療養費制度の適応になります。
  • 医療費に加え、利用されるお部屋によっては下記の費用がかかります。
  • ※中央館は、脳神経センターの病棟となります。

画像をクリックすると拡大表示されます

《 特別室A 》

《 特別室B 》

《 個室 》

《 4人部屋窓側 》

南館

横にスクロールできます

タイプ 1日室料 トイレ シャワー バス テレビ 冷蔵庫 ネット 椅子 洗面台 キッチン
1人個室A 26,400円          
1人個室B 30,800円        
1人個室C 33,000円      
特別室A(18㎡) 44,000円  
レンジ
特別室B(39㎡) 66,000円  
レンジ
4人室窓側 2,750円        

(税込)

中央館

横にスクロールできます

タイプ 1日室料 トイレ シャワー バス テレビ 冷蔵庫 ネット 椅子 洗面台 キッチン
1人個室 22,000円        

(税込)

中央館は、脳神経センターの病棟となります。

差額ベッド料は入室日及び退室日も1日と数え、例えば1泊入院であっても2日分の金額となります。

一般病床 テレビカード 800分/1000円 有料個室は無料

食事は朝・昼・夕の3回を病状に応じてご用意いたします。その他の食べ物については主治医の許可を得てください。自炊、外食等はご遠慮ください。

朝食8時・昼食12時・夕食18時

【起床】早く目覚めた方は他の患者さんの安眠の妨げにならないようにお過ごしください。

【消灯】消灯時間は21:30です。消灯後の談話やテレビの視聴はご遠慮ください。どうしても眠れない方や読書をする方は、他の患者さんの迷惑にならないようお願いします。

起床時間 6:00
消灯時間 21:30

入院患者さんに快適にお過ごしいただくための設備・院内施設の一覧です。

設備について
洗面・トイレ いずれも各病棟各階に設置されています。介助が必要な場合は、無理をせずあらかじめスタッフステーションにご連絡ください。
入浴 シャワー・入浴については、必ず主治医や看護師にご相談のうえご利用ください。介助が必要な方は、看護職員がお手伝いします。
院内公衆無料LAN 各病棟デイルーム、南館特別室、緩和ケア病棟全室にてご利用頂けます。
※パスワードは各利用エリアに掲示しています。※利用状況により、繋がりにくい場合があります。
※南館2階 売店にてレンタルサービスもございます。

※健康増進法に基づき、敷地内は全面禁煙です。お煙草(電子たばこも含め)お持ちにならないでください。

携帯電話のご使用は、院内はマナーモードで、通話は専用コーナーでお願いします。
スタッフステーションや医療機器の周辺では、電源を切ってくださいますようお願いします。病室内でのメールは可能ですが、夜間は周囲への迷惑になりますのでご遠慮ください。

  • 個室では携帯電話での通話も可能です。(医療機器の関係上、使用できないこともございます)
  • 外部からの病棟への直通電話に関しては、業務上使用する電話と一緒のため、患者さんへはご伝言のみとさせていただきます。
  • 電話による病状のお問い合わせには、個人情報保護のため、お答えできませんのでご了承ください。
  • 公衆電話は、南館1階、南館2階(電話BOX)、西館1階に設置しています。

地震・火災など非常事態の時は、院内放送でお知らせします。避難が必要な時は職員が誘導します。指示に従って下さい。

病気になると健康な時にはなかった心配事が色々おきてきます。ソーシャルワーカーが福祉の立場から解決に向けてお手伝いしていますので、ご利用ください。

※平日 8:30~17:15
患者さんおよびご家族の方々の、病院に対する意見・ご希望・苦情の相談を承ります。改善や再発防止に向けて、患者さん及びご家族の方々から直接お話を伺い、患者さん側の視点に立って、問題解決を図る窓口です。
病院でお困りの事がございましたら、ご遠慮なくご相談ください。
ご意見箱もございますので、ご利用ください。

主治医から、退院の許可がおりましたら、看護師と退院の日程調整を行ってください。
退院日に、病棟で「退院手続書」をお渡しします。

※原則として午前中の退院となります。

※証明書等の記載については、当日発行できないものもありますので、早めにお申し出ください。
書類によって、退院後に書類受付に申し出ていただくことがあります。

● 入院料について

当院は厚生労働省より『DPC対象病院』に指定されております。
入院医療費はDPC(診断群分類)に基づく包括評価による計算方式となっております。

『DPCに基づく包括評価による計算方式』とは?
患者さんの病名・症状・治療内容に応じて医療費が決定されます。
DPCにより決定された医療費には、入院料・投薬・注射・検査・レントゲン等が包括されます。手術料や退院時の処方等、一部包括されないものもあります。また例外的に従前の「出来高制度」(入院基本料+治療や検査等の費用)が適用される場合もあります。


横にスクロールできます

医療費の計算方法

● 高額療養費限度額適用認定証

70歳未満の方は『健康保険限度額適用認定証』を提示することにより、入院医療費の窓口負担額が定められた自己負担限度額までとなります。
・認定証の発行は各保険者へご申請下さい。
・発行された認定証は南館1階入退院受付にご提示下さい。
病院へ提示した月から有効となります。過去の月まで遡っての適用は致しませんのでご了承ください。

● 支払いについて

請求書を毎月末締めで、翌月中旬頃確定します。
現金以外にクレジットカード・デビットカード(銀行のキャッシュカード)でのお支払いが可能です。詳細については、入退院窓口でお尋ねください。
銀行ATMは南館1階にございます。尚貴重品、現金はお預りしておりませんので、ご了承願います。

  • 入院中は医師及び看護師の指示に従ってください。
  • 入浴、シャワー浴については、主治医の許可が必要です。
  • 院内の散歩を希望する方は、主治医の許可が必要です。
  • 外出・外泊を希望する方は、主治医の許可が必要です。
  • 病状、その他の都合により病室・病棟の移動をお願いすることがあります。
  • 院内の器具等を破損又は紛失された時は弁償していただくことがあります。
  • 症状が安定した場合や、慢性期の状態に移行したと主治医が判断した場合、退院又は転院をお願いすることがあります。
  • 入院中は他の医療機関に受診することはできません。

患者さんやご家族のご協力をお願いします。
その他、ご不明な点がありましたら、遠慮なく職員にお尋ねください。

横にスクロールできます

〜 お問合せ先 〜
地域医療センター医療社会相談室
医療ソーシャルワーカー


〒153-8934
東京都目黒区中目黒2-3-8
電話 03-3712-3151 (代表)
電話 03-5794-7364 (相談室直通)
FAX 03-3712-1199 (地域医療センター直通)

 地域包括ケア病棟とは、急性期治療が終わり病状が安定したものの、すぐにご自宅や施設等での療養に移行することに不安のある患者さんや、ご自宅での生活が一時的に困難になった方に対して、安心して在宅復帰できるよう準備することを目的とした、医学管理、診療、看護、リハビリを行う病棟です。

画像をクリックすると拡大表示されます

地域包括ケア病棟受付 地域包括ケア病棟廊下
  1. 急性期治療後の患者の受け入れ
     病状が安定し、危険を脱した患者さんを受け入れ、日常生活への復帰をサポートしていきます。症状の観察を行うと共に医師が病状を判断し、適切な処置を行います。
  2. 在宅復帰の支援
     患者の在宅復帰を促します。在宅復帰率は、この病棟の施設基準の1つとなっています。地域包括ケア病棟が目指すのは、患者の完全な自立というわけではなく、ひとりひとりの状況に合わせ、生活に必要な動作を可能な限り身に付けるということにあります。患者さんとご家族が望む形での"退院後"を実現するために、具体的な生活を視野に入れたケアを実施していきます。
  3. 緊急時の受け入れ
     在宅介護中や施設からの緊急時の受け入れも行っています。 自宅介護をしているときに、病気やケガが発生してもいち早く緊急入院ができれば、それだけ回復を早めることができます。高齢者の場合は状態が悪化するほど回復も遅れ、自宅に戻れなくなるリスクも高くなります。地域包括ケア病棟ではこうした事態を避けるために、在宅介護者の緊急受け入れも行います。
  4. レスパイト入院
     レスパイト(休憩)入院と呼ばれる入院も受け入れております。レスパイト入院は通常の入院と異なり、何らかの医療行為を目的としていません。介護度の高い患者さんのご家族を「休ませる」ための特殊な入院です。ご家族が家を空けなければならないときや、介護疲れを癒したいときなど、「在宅医療を支えるための入院」としてご利用頂けます。ぜひご相談ください。

地域包括ケアの役割

地域包括ケアの役割イラスト

全40床です。
3人の大部屋が10床、有差額個室10床となります。
医療費自体は健康保険ならびに高額療養費制度の適応になります。
医療費に加え、利用されるお部屋によっては下記の費用がかかります。

西館

横にスクロールできます

タイプ 1日室料 トイレ シャワー バス テレビ 冷蔵庫 ネット 椅子 洗面台 キッチン
1日個室 22,000円        

(税込)

入院の流れはこちら

横にスクロールできます

〜 お問合せ先 〜
国家公務員共済組合連合会
東京共済病院・医療社会相談室

〒153-8934
東京都目黒区中目黒2-3-8
電話 03-5794-7886 (緩和ケア相談専用ダイヤル)
FAX 03-3712-1199

 緩和ケア病棟入院の対象となるあらゆる患者さんとご家族が、心と身体のつらさを和らげ、生活のしづらさなどの困難に対処していけるように、医療機関と多くの専門職が連携協働し、無理な延命もその逆もせず、その人らしい自己決定に基づく最良の医療を行います。この目的を果たすために病院の力を高める努力を惜しみません。

画像をクリックすると拡大表示されます

緩和ケア病棟受付

 緩和ケア病棟は、悪性腫瘍などの生命を脅かす疾患による苦痛や関連する問題のために居宅(=自宅・介護施設など)での療養が困難な患者を入院の対象とし、専門職に非専門職(ボランティアなど)を加えた多職種チームによるアプローチを行い、患者とその家族(家族以外の介護者、患者が大切に思う人を含む)のQOLの向上を目的とした全人的ケアを提供する(以上、日本ホスピス緩和ケア協会)専門的緩和ケアがなされる入院施設となります。

 緩和ケア病棟の主治医は緩和ケア医となります。患者さんの痛みや苦しみ、悩みをできる限り和らげ、少しでも自分らしい日々を送ることができるよう、緩和ケア医、精神科医、看護師、看護助手、薬剤師、ソーシャルワーカー、管理栄養士、リハビリテーションスタッフ、ボランティアがチームとなって全人的にサポートし、QOLの向上を図る支援を行っていきます。また、患者さんだけでなく、ご家族や患者さんにとって大切な方々も、我々のケアの対象となります。

〇 痛みやその他の苦痛となる症状を全人的に捉え和らげます
〇 最期まで自分らしく生きていけるよう、心理的およびスピリチュアルなケアもチームで行い、支援します。
〇 生命を尊重し、死を自然なことと認めます
〇 無理な延命や意図的に死を早めるようなことはしません
〇 患者さんの病の間、死別後に至るまで、ご家族が直面する困難に対処できるよう支援します

〇 がんを主とした、治癒を望めず生命を脅かす疾患に罹患し、それに関連する苦痛があり、ホスピス緩和ケアを必要とする患者さんであること
〇 がんを主とした生命を脅かす疾患に対する積極的治療の継続が困難、もしくは希望されておられないこと(抗がん治療のような積極的治療は行いません)
〇 患者さん、ご家族が緩和ケア病棟の方針や受けるケアを理解し、入院を希望していること
〇 病名、病状について、原則的には患者さんが理解していること
(何らかの理由で説明がなされていないとき、患者さんの明確な求めがあった際には、適切に病名・病状の説明をさせていただく場合があります)

 ※当院緩和ケア病棟に入院後、希望に応じて退院することは可能で、必要時には再入院をすることができます(入退院を繰り返すことができます)。

※下記、日本ホスピス緩和ケア協会の基準を基にしています。

  • 1)悪性腫瘍等の生命を脅かす様々な疾患に罹患し、ホスピス緩和ケアを必要とする患者およびその家族等の介護者を対象とする。
  • 2)患者と家族、またはその何れかがホスピス緩和ケアを望んでいることを原則とする。
  • 3)ホスピス緩和ケアの提供時に患者が病名・病状について理解していることが望ましい。もし、理解していない場合、患者の求めに応じて適切に病名・病状の説明をする。
  • 4)家族がいないこと、収入が乏しいこと、特定の宗教を信仰していることなど、社会的、経済的、宗教的な理由で差別はしない。

〇 ご本人・ご家族が退院を希望している
〇 がんを主とした生命を脅かす疾患に対する積極的な治療を希望している
〇 他院での代替療法を受けることが目的で入院をしている
〇 苦痛が緩和され、状態が長期安定している
〇 他の患者さんに迷惑をかけるなど共同生活の維持が困難である

なお、当院緩和ケア病棟では必要に応じて療養場所の検討を実施しています。退院が妥当と判断された場合には、その後の療養場所についてチームスタッフのサポートを受けながら検討していくことができます。また、退院したのちも緩和ケア病棟入院が必要な状況になった場合には再入院することができます。

 がんを主とした、治癒が難しく生命を脅かす疾患に関連する苦痛、苦悩を、適切なケアと治療でできる限り和らげるための専門的緩和ケアを受けることができます。

■ 医療的処置

 苦痛緩和のための投薬だけでなく、必要な場合には症状緩和のための放射線照射(鎮痛、止血目的や、脊髄圧迫などの腫瘍緊急症の症状緩和のための放射線照射など)、胸水や腹水の排液などの各種処置、その他合併症に対しては各診療科の協力を得て、全身状態に応じた必要な対応を行っていきます。治療内容によっては院内の治療病棟に一時的に移動していただく必要があることもあります。
 赤血球輸血は、ご本人の苦痛緩和のために行うことがありますが、延命のための輸血は行いません。経口摂取が困難となった場合の輸液はその時の全身状態、お身体への負担、合併症、希望などを考慮のうえ、適宜判断していきます。
 当院では行えない緩和的処置(γナイフ、経皮的椎体形成術など)が必要となった場合には、該当医療機関との連携を図り対応を検討していきます。
 これら投薬や輸液、その他の治療は、医療チーム内で適応を十分に検討したうえで、患者さんあるいはご家族と相談しながら行っていきます。

■ その他のケア

  • 心理的サポート・リラクゼーション・家族ケアにも重点を置き、個別に応じた方法で苦痛を和らげ、自分らしく過ごしていけるように、緩和ケア医、精神科医、看護師、看護助手、薬剤師、ソーシャルワーカー、管理栄養士、リハビリテーションスタッフ、ボランティアがチームとなって、患者と家族がもつ身体的・精神的・社会的・スピリチュアルに関する多面的な求めに誠実に対応して全人的にサポートし、QOLの向上を図る支援を行っていきます。
  • 栄養科の積極的なサポートも受けることができ、平日昼1食はリクエスト食を選択することができたり、その他イベントに応じて食の楽しみを享受することができます。
  • 季節のイベント、記念日などに応じた行事も行っています。
  • 起き上がることができなくとも、特殊浴槽を使用した入浴ができます。
  • ボランティアを中心としたマッサージなど、チームの持つ技能・能力の範囲で患者さんに提供できるケアについては、個別に判断しながら積極的に行います。

■ 家族ケア

 患者さんだけでなく、ご家族や患者さんにとって大切な方々も我々のケアの対象です。患者さんとご家族の関係性の多様性に配慮しつつ、患者さんとのお別れの前から、ご家族や患者さんにとって大切な人へのケアを行います。ご遺族となられた後、強い悲しみのために日常生活に支障を来たす状態となられた場合には、適切な医療の専門家をご紹介させていただくこともできます。

■ 代替療法について

 保険診療外の漢方薬や健康補助食品などを含めた補完代替療法を患者さんがご希望される場合、他の患者さんに迷惑となるようなもの、火を使う場合を除き、病棟スタッフで検討した上で許可できるものについては自己責任の下で継続することができます。 これらのご希望がある場合には、個別に医師、スタッフに必ず事前にご相談ください。なお、その際に使用する薬剤や食品などは、患者さん・ご家族に管理していただきます。

■ 療養場所のサポート

 当院緩和ケア病棟はたとえ入院しても、希望や全身状態によっては在宅療養の再開が可能で、入退院を繰り返すこともできます。そのために、必要があれば在宅療養を支える訪問診療医、訪問看護師、ケアマネジャーなどとも密に連携し、当院ソーシャルワーカーを中心として入院の準備や退院生活のサポートを行います。

● 緩和ケア病棟では受けられない治療について

  • 〇 緩和ケア病棟では抗がん治療、集中治療、患者さんのお身体の負担になるような検査・処置は行いません(がん治療中の入院もできません)。
  • 〇 病状が悪化したとき、延命治療(人工呼吸、気管挿管、気管切開、心臓マッサージなどの心肺蘇生措置や、昇圧剤の使用を含む集中治療、血液透析など)は行いません。心拍監視モニターも使用しません(がんの自然経過については見守る立場をとらせていただきます)。
  • 〇 症状緩和のための輸血は適宜行うことがありますが、延命のための輸血は行いません。
  • 〇 緩和ケア病棟に入院しながら、抗がん剤やホルモン剤、注射や点滴加療を要するような代替療法の治療を受けることはできません。

全19床で、全室個室です。
無差額個室が10床、有差額個室9床となります。
医療費自体は健康保険ならびに高額療養費制度の適応になります。
医療費に加え、利用されるお部屋によっては下記の費用がかかります。

西館

横にスクロールできます

タイプ 1日室料 トイレ シャワー バス テレビ 冷蔵庫 ネット 椅子 洗面台 キッチン
有差額個室 22,000円
         
一部屋個室 16,500円
         

(税込)

画像をクリックすると拡大表示されます

まず当科初診外来を受診ください(完全予約制)。
すぐの入院希望、少し様子をみてからの入院希望、将来的な入院に備えての受診希望のいずれでも構いません。
受診希望の方は、通院している病院の主治医・看護師・ソーシャルワーカーなどにお伝えください。

◎ 当院通院中の患者さん

当院の主治医もしくは看護師、ソーシャルワーカーに受診希望をお伝えいただければ、予約は手配されます。

◎ 他院通院中の患者さん

患者さん、ご家族からのお申し込みの場合

  • ①緩和ケア相談専用ダイヤル:03-5794-7886 (平日のみ)
     緩和ケア科の初診外来予約希望とお伝えください。なお、この時に患者さんの病状等基本的な情報をお伺いします。
  • ②外来受診時に、診療情報提供書、検査データ(採血、画像など)が必ず必要となりますので、主治医に依頼し、外来当日ご持参ください。

◎ 他院通院中の患者さん (医療機関からのお申し込みの場合)

  • ①緩和ケア相談専用ダイヤル:03-5794-7886 (平日のみ)
     FAX:03-3712-1199 (医療社会相談室直通)
     緩和ケア科の初診外来予約希望とお伝えください。
  • ②外来受診時に、患者さん、ご家族が診療情報提供書、検査データ(採血、画像など)を持参できるようご準備お願い致します。
     緩和ケア科の初診外来予約希望とお伝えください。なお、この時に患者さんの病状等基本的な情報をお伺いします。
  • ① 主治医からの診療情報提供書
  • ② 血液データ
  • ③ CTやMRI、X線写真などの画像データ(CD-ROM)
  • 緩和ケア外来問診票(PDF) ※緩和ケア外来問診票は、印刷・ご記入の上で面談当日にご持参ください。印刷ができない方は、当日早めにお越しいただき、受診時間までにご記載ください(記入所要時間30分程度)。
  • ⑤ 保険証
  • ⑥ お薬手帳
  • ★ 当院通院中の患者さんは、上記④~⑥のみご持参ください。

 当科では、患者さん、ご家族に直接お会いし、生の声をお聞きし、人となりを少しでも理解させていただいたうえで、今後のケアに活かせるように対面外来を大切にし、初診外来を継続しております。今後の療養の希望や不安、ご自身の価値観、知っておいてほしいことなど、初診外来にてお伝えくださればと思います。
 よって、ご病状やご希望を把握し、お互いの理解を深めるために、患者さんの来院が困難な場合でない限り、患者さんとご家族の来院をお勧めしております。

 患者さんが受診できない場合は、保険診療上自費扱いとなり、初診家族面談料として5,000円(税別)がかかることをご了承ください。

① ご来院

 予約時間の30分前に、当院南館1階の総合受付1番までお越し下さい。
 患者さんが来院困難な場合にはご家族だけでの面談も可能です。

当日持参していただくもの
  • 主治医からの診療情報提供書
  • 血液データ
  • 画像データ(X線写真・CT・MRI)
  • 緩和ケア外来問診票(PDF)
    ※緩和ケア外来問診票は、印刷・ご記入の上で面談当日にご持参ください。印刷ができない方は、当日早めにお越しいただき、受診時間までにご記載ください(記入所要時間30分程度)。
  • 保険証
  • お薬手帳

② 面談

 緩和ケア内科外来:毎週月~金曜日(祝日を除く)午後2時から
 お一人あたり30分の面談時間を予定しています。

③ 会計

 当日は外来受診料がかかります。
 (ご家族のみが来院された場合は、自費診療扱いとなります。)

 緩和ケアはまだ発展途上の医療分野です。今後の緩和ケアの進歩のためには教育・研究が欠かせません。このため、緩和ケア病棟で行ったケアの内容を検討し、それらの結果を研究論文などにまとめて発表することがあります。また、提供されたケアの内容を今後の緩和ケアを向上させる目的でアンケートなどの形で患者さん、ご家族にご評価いただくことを任意でお願いすることもあります。当緩和ケア病棟では診療情報をこのような研究に使用する場合、それが誰のものなのか全く分からないようにしたうえでデータを使用しており、患者さん、ご家族にご迷惑をおかけすることがないよう行っております。

 なお、臨床研究のうち、通常診療で得られた情報のみを用いる研究については、国が定める「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、対象となる患者さんから直接同意を受けない場合があります。この場合は、予め研究内容の詳細を公開し、患者さんが拒否できる機会を設けています(こうした手法を「オプトアウト」と呼び、一般的に広く採用されています)。研究のためにご自身の診療情報が使用されることを望まれない方は、各研究の問い合わせ先までご連絡ください。それ以外の個別の研究に際しては必要に応じて研究の内容をご説明し、ご同意を得るようにさせていただいております。
 このことについてご不明な点がございましたらいつでも緩和ケア病棟医師またはスタッフにご質問ください。