形成外科とは、身体に生じた整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、患者さんの生活の質の向上に貢献する、外科系の専門領域です。
 当院形成外科の特徴として、全体の症例中で乳房再建の占める割合が多いことが挙げられ、約15年前から乳腺科と連携して乳房再建手術を行っております。医長である女性医師が、術前から術後まで一貫して治療に関わっております。乳房再建をすることにより心が元気になり、本来の輝きを取り戻せるよう、一緒に治療していきましょう。

  • 美容外科の診察の再開についてお問い合わせを多くいただいておりますが、現在乳房再建等の形成外科診療が多忙につき、美容外科外来はしばらく休診とさせていただいております。ご不便をおかけして申し訳ありません。

 擦過傷、挫創、やけどなどの外傷は、初期治療を適切にすることにより、その後の傷の治り方や傷跡の残り方が変わってきますので、すみやかな受診をお勧めします。


 顔面は非常に怪我をすることが多い場所です。顔面骨骨折の手術に適切な時期と手術方法は、骨折の部位や骨折の状態によって異なります。受傷したら早期に形成外科を受診しましょう。


 手・足のけがの処置や腫瘍切除、再建を行っております。


 ほくろ、血管腫、脂肪腫など体表における腫瘍の手術を、整容面に気を付けながら行います。


 傷痕の状態により、保存療法や手術療法、電子線療法を組み合わせて加療を行っております。


 床ずれや皮膚潰瘍の保存療法および手術を行います。


 病態に応じて治療法や手術方法が異なります。手術は片眼であれば外来局所麻酔手術で、両眼は1泊2日入院による入院局所麻酔手術を行っております。


 保存療法および手術を症状に応じてご相談しながら決めていきます。


 重度腋窩多汗症に対して、保存療法で改善がない場合は、保険診療でのボツリヌストキシン局所注射療法を行っております。


 耳の変形、陥没乳頭、臍変形の保存治療と手術を行っております。


 乳がん、皮膚がんなどの手術および再建を他科と連携して行っております。


  • 2022年度の乳房再建術は48件
  • 他、乳頭移植、乳輪形成術、乳輪tatoo、陥没乳頭など。

※乳房再建について
当院はオンコプラスティックサージャリー学会認定のインプラント/エキスパンダー実施施設で、一次再建(乳癌手術と同時に行う再建)、二次再建(乳癌手術後、期間をおいてから行う再建)共に可能です。2013年より、シリコンインプラントを用いた乳房再建術が保険適応になり、より多くの患者さんが再建できるようになりました。乳癌を切除し改めて再建を考えていらっしゃる患者さんも、ぜひ一度ご相談ください。乳房形成後は、ご希望に応じて乳輪乳頭再建も行っています(保険診療で行っておりますが、乳輪の入墨は自費診療になります)。乳房の大きさによって、健側の豊胸術および乳房固定術・縮小術を行う事も可能です(自費診療)。


  • 形成外科医長
    中江 星子 なかえ せいこ

    • 専門分野

      乳房再建

      資格

      日本形成外科学会専門医
      乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
      臨床研修指導医

  • 医員
    清水 崇史 しみず たかふみ

    • 専門分野

      形成外科

      資格

      形成外科専門医