診療内容

 放射線科は、大きく分けて画像診断と放射線治療の2分野に分かれています。
 画像診断部門では、撮影された画像や臨床情報をもとに病気がどのようなもの、どのような状態であるかを判断し、必要な検査や治療方針について各科医師にアドバイスします。当院には一般撮影装置、エックス線透視装置のほか、CT(64列マルチCT)、MRI(1.5T)、血管造影装置、マンモグラフィ、骨密度測定装置があります。CT検査やMRI検査については、画像診断専門の放射線科医が読影します。
 放射線治療部門ではエックス線治療装置(リニアック)を用いて主に腫瘍性疾患を治療します。リニアックで治療する前には、あらかじめCT検査を行い、放射線の量やビームの向きなどを計算し、効率の良い治療を行っています。
 当科の診療は院内の他の診療科や他の医療機関からの依頼を受けて行うものですから、依頼元の医師との連絡を密にとりながら診療を進めています。


診療の実績・治療実績

 2019年の検査件数はCT13,329件、MRI4,686件(うち88.4%を翌診療日までに読影)、放射線治療は131件でした。
 近年のCT・MRIの件数(ドック検査を除く)、放射線治療患者数は以下のようになっています。


  2015 2016 2017 2018 2019
CT 11,716 11,991 12,227 13,230 13,329
MRI 3,528 3,556 4,306 4,326 4,686

  2015 2016 2017 2018 2019
乳癌 63 72 66 82 89
肺癌 34 14 17 22 27
前立腺癌 12 6 12 6 0
大腸癌 10 10 6 4 6
膵癌 7 5 1 1 1
食道癌 3 4 4 6 3
膀胱癌・尿管癌 4 7 6 4 1
脳腫瘍 3 2 0 1 1
その他の悪性腫瘍 5 9 7 6 3
《悪性腫瘍 計》 141 129 119 132 131
良性疾患 6 2 1 1 0
147 131 120 133 131