放射線科は、大きく分けて画像診断と放射線治療の2分野に分かれています。
 画像診断部門では、撮影された画像や臨床情報をもとに病気がどのようなもの、どのような状態であるかを判断し、必要な検査や治療方針について各科医師にアドバイスします。当院には一般撮影装置、エックス線透視装置のほか、CT、MRI(1.5T)、血管造影装置、マンモグラフィ、骨密度測定装置があります。CT検査は80列/160マルチスライスCTと64列マルチスライスCTの2台体制で行っています。CT検査やMRI検査については、画像診断専門の放射線科医が読影します。
 放射線治療部門ではエックス線治療装置(リニアック)を用いて主に腫瘍性疾患を治療します。リニアックで治療する前には、あらかじめCT検査を行い、放射線の量やビームの向きなどを計算し、効率の良い治療を行っています。
 当科の診療は院内の他の診療科や他の医療機関からの依頼を受けて行うものですから、依頼元の医師との連絡を密にとりながら診療を進めています。


2023年の検査件数はCT 13,850件、MRI 4,303件(うち95.9%を翌診療日までに読影)、放射線治療患者数は143名でした。近年のCT・MRIの件数(ドック検査を除く)、放射線治療患者数は以下のようになっています。


 201820192020202120222023
CT13,23013,32913,97815,54916,08613,850
MRI4,3264,6864,1974,5044,2994,303

 201820192020202120222023
乳癌829369666261
肺癌24281414146
前立腺癌600102
大腸癌567524
膵癌110000
食道癌635300
膀胱癌・尿管癌312254
脳腫瘍112120
その他の悪性腫瘍435478
《悪性腫瘍 計》132136104969285
良性疾患10194058
133136105105132143

  • 放射線科部長
    小林 有香 こばやし ゆか

    • 専門分野

      画像診断

      資格

      日本医学放射線学会診断専門医
      研修指導医

  • 医員
    豊田 健嗣 とよだ けんじ

    • 専門分野

      放射線治療

      資格