血管撮影装置1

 血管造影検査では、文字通り血管に造影剤を注入して検査を行います。他部門の検査においても同様に造影剤を用いる検査を行っていますが、特に血管のみを明瞭に画像化する性能に優れ、そのまま治療を行うこともできます。


血管撮影画像1 血管撮影画像2

 近年、血管撮影装置を更新し、最新の装置が導入されました。これにより、画質が更に向上しました。この装置はCT装置と同様の撮影機能も持ち合わせており、検査中に治療を行いながらCT画像を撮影し、より正確な治療を行うことが可能となっています。


血管撮影装置2 CT画像

 血管造影検査での検査、治療は、カテーテルと呼ばれる細く長い管を使用して行います。カテーテルを足の付け根や肘等から血管内に挿入し、カテーテル先端を目的の場所まで進めて行います。これにより、ピンポイントで目的部位を検査、治療することを可能にします。


血管撮影画像3

 全身の血管が対象となりますが、当院では特に、脳、肝臓など腹部血管、心臓などがメインとなっています。


頭部血管撮影画像 心臓血管撮影画像

 頭部は脳外科、腹部は消化器内科、心臓は循環器の医師が行います。