ウゴービやゼップバウンドなどの薬物療法を行う外来です。日本肥満学会にて2023年11月25日に策定された「肥満症治療薬の安全・適性使用に関するステートメント」に則った治療を行います。薬物治療開始前に6か月以上の食事・運動療法を行ったのちに、主治医が適応ありと判断した場合のみ、上記の薬物を処方し治療を開始いたします。
 また、投薬前後の来院・栄養指導スケジュールにも決まりがあります。

◎ 病院受診から治療開始までの基本的な流れ

病院受診から治療開始までの基本的な流れ


適切な食事・運動療法を6か月以上行ったのち、十分な減量効果がなく薬物治療開始を検討する際に、「適応あり」と主治医が判断する大まかな条件は以下のとおりです。以下の①~③のすべての項目にあてはまる場合は、お薬による治療を検討できます。

①下記のいずれか1つ以上の診断を受けている
□高血圧   □脂質異常症

(注)糖尿病を合併されている方は、糖尿病として同様の治療が受けられますので、糖尿病をメインとして受診してください。


②下記のどちらかにあてはまる   (参考)BMI:体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
□BMIが35㎏/㎡以上
□BMIが27/㎡以上で、下記の中で2つ以上(項目1⃣の疾患も含め)肥満に関連する健康障害を有する患者
□耐糖能異常  □冠動脈疾患  □閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
□脂質異常症  □脳梗塞    
□高血圧    □非アルコール性脂肪性肝疾患□運動器疾患(変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節、変形性脊椎症)
□高尿酸血症・痛風 □月経異常・不妊  □肥満関連腎臓病

③下記のいずれかの疾患の診断を受けていない
□糖尿病性ケトアシドーシス  □糖尿病性昏睡又は前昏睡  □1型糖尿病

① 肥満症の患者さんは睡眠時無呼吸症候群の合併率が高くなっています。睡眠時無呼吸症候群は心血管疾患、ひいては突然死リスクを上昇させる重要な疾患です。睡眠時無呼吸症候群の診断や治療(CPAP療法)も併せて行えます。
② 薬物治療をご希望の方は、かかりつけ医の紹介を通して当診療科外来をご受診ください。紹介状がなくても受診可能ですが、別途選定療養費7,700円が加算されることをご了承ください。